たまには歴史アクション

録画していた『ライジング・ホーク 猛軍襲来』(2019年/監督:ジョン・ウィン&アルテム・セイタブラエフ)を観る。蒙古の大軍と東欧の小さな村が戦うウクライナアメリカの合作歴史アクションです。

13世紀のカルパティア山脈・山あいの小さな集落で暮らすマキシム(アレックス・マクニコル)は領主の娘ミロスラヴァ(ポピー・ドレイトン)と恋に落ちます。そんな中、蒙古軍の先遣隊がマキシムの母が訪れていた村を襲撃し、母たちを拉致。マキシムは先遣隊長を殺して母たちを救出しますが、先遣隊長が蒙古軍を率いる将軍の息子だったことから将軍は激怒。蒙古の大軍を前に、領主(トミー・フラナガン)は村人を見捨てて蒙古に味方します。マキシムの父ザハール(ロバート・パトリック)は周辺の村人たちを集めて戦うことを決意。ミロスラヴァは父の裏切り行為に怒り、マキシムと一緒に蒙古軍と戦います。やがて、蒙古の大軍が進軍してきて……

前半は冒頭に蒙古軍の残虐シーンを見せるだけで、マキシムとミロスラヴァの恋物語。ミロスラヴァが男勝りの弓の名人という設定が、後半の蒙古軍との戦いで活かされています。大軍で侵攻できない狭い谷あいで戦うというのは、定番戦術ね。最後は守護神である石像を倒してダムを決壊させて谷間を水浸し。予想通りの展開で意外性はありませんが、戦闘映像はそれなりに迫力あるものになっており、私の好きなジャンルということもあって、悪くない出来で~す。

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