ブックオフの通販サイトで『五人の野武士』のＤＶＤボックス（全26話）をゲット。日本テレビ系列で1968年10月８日～69年４月１日に放送された三船敏郎がテレビ初出演した戦国時代劇です。リアルタイムでは観ておらず、後年再放送された時代劇専門チャンネルでも数回観た程度。三船敏郎が出演したエピソードは観ておらず、懐古趣味ブログにアップするにあたって、全話観たくなったんですよ。
でもって、第１話「帰って来た剣豪」は、一族を騙し討ちにされた剣豪・船山次郎（三船敏郎）が親兄弟の仇を討つ物語。次郎に助けられる野武士の甘楽主水介（松山省二）と四方弁之進（堺佐千夫）、仇に雇われるも次郎の気風に惚れる忍びの三太夫（高橋俊之）と伊賀良五平衛（人見明）が味方となって手助けします。仇の家来で一度は次郎と対決しますが、仇のやり方の愛想をつかして次郎に味方する剣客役で高橋幸治、父の家来だった老僕に佐野周二、老僕の娘役で佐々木愛がゲスト出演。ちなみに、仇役は清水元です。
第２話「剣豪暁の対決」は、領民を苦しめる悪領主（加藤武）を船山次郎が農民に代わって成敗する物語。腕自慢を集めるために領主が開いた武芸大会に、忍びの三太夫・伊賀良五平衛・四方弁之進が参加し、領主に雇われますが、その悪どさに愛想をつかしていたところへ次郎が現れ、農民を助ける次郎に味方します。伴右近（中山仁）が次郎を父の仇として対決。次郎から剣の奥義を学ぼうとしていた利南八郎太（宝田明）に、右近は次郎との技量の違いを諭され、剣技を磨いたのちに剣士としての立ち合いを約束して別れます。甘楽主水介の出番なし。
とにかく、苦虫を嚙みつぶしたような顔で斬りまくる三船さんの強いこと、強いこと。味方は不要、独りで充分です。領主に雇われた鎖鎌の達人（露口茂）との決闘は見応えがありました。
第３話「女をつれて地獄へ行け」は、豪商（香川良介）に雇われた伴右近と忍びの三太夫が誘拐された豪商の娘（清水まゆみ）を救い出す物語。伊賀良五平衛・四方弁之進・甘楽主水介はラストに顔見せ程度に登場するだけ。吹き矢を使う誘拐一味の女ボス役で沢村貞子、豪商の娘を好きになる女ボスの息子役で山田真二がゲスト出演しています。
第４話「隠し砦の決闘」は、領地奪還を目指す残党に雇われた野武士たちの物語。利南八郎太）は、九頭竜玄蕃（戸上城太郎）に滅ぼされた土岐家の姫（吉村実子）に雇われて、忍びの三太夫・甘楽主水介、それに山猫の甚太（大泉滉）と土岐家の残党が籠る隠し砦に行きます。残党を率いる典膳（今井健二）は八郎太に敵対心を持ち……
伊賀良五平衛・四方弁之進・伴右近は登場せず、山猫の甚太が五人目の野武士という感じで～す。
