アクション期待で

録画していた『ヴェンジェンス最後の復讐』(2020年/監督:リチャード・ジョン・テイラー)を観る。

「約30年ぶりに英国に戻った大物ギャングの復讐劇を描く。娘が暴行を受けたと聞き帰国したエリック。変わり果てたロンドンの街を嘆きながら、犯人の不良たちに制裁を加えに行く」と紹介文にあったものだから、てっきり『狼よさらば』のチャールズ・ブロンソンのごとく、不良たちを処刑していくアクションだと思っていたのですが大間違い。

主人公のエリック(ビリー・マーレイ)は、ギャングを殺してトルコで逃亡生活をおくっている元刑事。ロンドンは女性たちを狙った凶悪な暴行事件が頻発していてエリックの娘マディソン(フレヤ・フィーナーティ)も被害を受けます。警察は証拠がないと言って不良たちを逮捕せず、野放し状態。ロンドンに戻ってきたエリックは彼らとの対決を決意しますが……

会話ばかりでアクションシーンは殆どなく、戦う相手は女を含めてたった4人。最後はナイフで刺され、刺した犯人は逃げる途中で車にはねられて死亡。何じゃコリャという、今年私が観たワースト映画で~す。