アラモに行く前

nostalji2014-06-07

西部劇DVDの『コマンチ族の怒り』(1950年/監督:ジョージ・シャーマン)を観る。西部を旅していたジム・ボウイ(マクドナルド・ケリー)は、ジャクソン大統領からコマンチ族のクシマ酋長(ペドロ・デ・コルドヴァ)に宛てた銀鉱山に関する協定書を何者かに奪われたシーガー(ウィル・ギア)と知りあい、コマンチ族の土地を奪おうとしている無法者の一団があることを知ります。手がかりは、協定書を奪われた時にシーガーが嗅いだ香水の匂い。開拓者の町にやってきたジムは、町の実力者であるケイティ(モーリン・オハラ)が同じ香水を使っていることを知り、彼女に近づきます。二人は惹かれあうようになり、ケイティもコマンチ族との共存に賛成するようになりますが、弟のステイシー(チャールズ・ドレイク)はコマンチ族の部落を襲撃するために無法者を集め……
コマンチを友好的インディアンとして描いているのは珍しいです。白人に対して最も戦闘的だったのがコマンチですからね。ジム・ボウイの指揮のもと、無法者たちを撃退なんてコマンチの名が泣きますよ。ジム・ボウイがテキサスに居住する前の設定で、風景やメキシコ人がいないことからアリゾナあたりが舞台のような気がします。ボウイ・ナイフの薀蓄はあるものの、別に主人公がジム・ボウイでなくもいいような内容でした。
画像は、マクドナルド・ケリーとモーリン・オハラモーリン・オハラは勝気な女が似合うなァ。