ドロンとベルモンド

録画したままだった『ボルサリーノ』(1970年/監督:ジャック・ドレー)を観る。当時フランスの二大人気男優だったアラン・ドロンジャン・ポール・ベルモンドが共演したギャング映画です。

1930年のマルセイユ、出所してきたロッコアラン・ドロン)は、恋人ローラ(カトリーヌ・ルーヴェル)を捜すためにキャバレーに火をつけ、オーナーのダンサー(クリスチャン・ティリティレ)を脅してローラの居所を訊きだします。ローラはフランソワ(ジャン・ポール・ベルモンド)というヤクザと愛人関係にあり、ロッコとフランソワは大格闘。それが縁で、二人は親友となります。二人は、ギャングとしてのし上がるために、手初めに魚市場を支配。マルセイユはポーリとマレーロという2人のボスが支配しており、ポーリの愛人に手を出したことからフランソワはポーリにリンチされます。復讐のためにポーリを暗殺し、二人はポーリの縄張りを獲得。マレーロの弁護士リナルディが市長に立候補しますが、リナルディが何者かに殺されます。ロッコとフランソワの仕業と考えたマレーロは二人を殺そうとしますが……

製作者でもあるアラン・ドロンがベルモンドとの共演を希望した作品。ベルモンドの方が儲け役になっています。殴りあって友情が芽生えるという始まりから、野心に燃え、やられたらやり返すというありきたりのギャング映画。それを面白くしているのが、ドロンとベルモンドの存在感で~す。

WBCの日本VS中国を観る。大谷・ヌートバーは期待通りで、試合にも勝ちましたが、試合内容は酷かったですね。コールド勝ちして当然といった感じだったのに、残塁が多すぎました。