未見だったので

録画していた『ビッグ・ガン』(1973年/監督:デュチオ・テッサリ)を観る。アラン・ドロンがイタリアで主演した犯罪アクション。

殺し屋のトニー・マルゼンタ(アラン・ドロン)は、妻子のために足を洗う決意をし、組織の幹部で友人でもあるニック(リチャード・コンテ)に申し出ます。しかし、組織はそれを許さず、車に爆弾を仕掛け、誤ってトニーの妻子を爆殺。愛すべき妻子を失ったトニーは、組織の幹部皆殺しを誓い……

組織の大幹部は仏俳優のロジェ・アナンですが、その他の傍役は全て伊俳優。妻役がニコレッタ・マキャベリで、ギャングの情婦役がロザルバ・ネリといった具合ね。ドロンだけでなく、コンテやアナンの声は伊語吹替えです。かったるい演出が多いテッサリですが、カーチェイスなどでは中々の迫力を出していました。ラストでドロンが裏切者に殺されるのは後味が悪いで~す。