“サイレンサー”続きで

DVDで『サイレンサー殺人部隊』(1966年/監督:ヘンリー・レヴィン)を再見。ディーン・マーティンがICE(アイス)の諜報員マット・ヘルムを演じた“サイレンサー”シリーズの第2弾です。

マット・ヘルムが前作同様に秘書のラブリー(ビバリー・アダムス)とよろしくやっている頃、ICEの諜報員が次々に殺されます。マットも爆殺されかと思われましたが、どっこい生きており、上司のマクドナルド(ジェームズ・グレゴリー)はマットをリビエラへ派遣。強力な光線を研究していたソラリス博士が諜報員殺害一味に誘拐されたと思われたからです。富豪ウォール(カール・マルデン)と情婦のココ(カミラ・スパーブ)によってマットは殺人犯にされますが、ゴーゴー・バーで知りあったスージーアン・マーグレット)の証言で釈放され、マットはウォールの島へ乗り込みますが……

敵は科学者が発明した怪光線を使ってワシントンを破壊しようとする一味。モンキー、ゴーゴー、イエイエのリズムをミックスさせた新しいリズム“ブラスト・オフ”(流行しなかったけど)を踊り狂うアン・マーグレットが相手役をしていますが、面白さは前作と比べてレベルダウン。引金をひいても10秒たたないと弾丸が飛び出さない拳銃は出てきますが、前作のようなバカバカしい可笑しさが少ないです。ホーバークラフトによる追跡アクションなど、いたって真面目で~す。