リメイク続きで

録画していた『嵐を呼ぶ男』(1966年・日活/監督:舛田利雄)を観る。1957年の石原裕次郎の大ヒット作品を渡哲也主演でリメイク。

福島慎介とシックス・ジョーカーズのマネージャー福島美弥子(芦川いずみ)は、人気ドラマーのチャーリー桜田山田真二)の浮気に手をやいています。チャーリーにはステージダンサーのメリー丘(殿岡ハツエ)という恋人がいますが、場末のストリッパーに手を出しトラブル。それを解決しにストリップ劇場に行って、ドラムをたたいている国分正一(渡哲也)の才能に目をつけます。TV出演に穴をあけたチャーリーの代わりに正一を出演させて大成功。チャーリーはメリーの属する持田(藤岡重慶)の事務所と契約。美弥子は日本一のドラマーにするために正一を特訓します。正一もカーレーサーになろうとしている弟・英次(藤竜也)の援助と、不良扱いする母(山岡久乃)を見返すために猛練習。正一の初ステージの日、芸能界の黒幕的存在である左京(内田稔)が正一に、美弥子との仲をとりもつことを条件に売り出しに協力するという話を持ちかけます。正一の人気はあがっていき、チャーリーと日本一をかけてドラム合戦をやることになりますが……

裕次郎に比べると、渡哲也にはオーラがありませんでした。歌も下手だしね。バンドのサックス奏者で杉良太郎、太田雅子時代の梶芽衣子、デビューしたばかりの由美かおるなど、有名になる前の若き姿が見れたのが良かったで~す。