週に一度は西部劇

ゲットしたまま長いあいだ放ったらかしていたDVD『ワイルド・ビル』(1995年/監督:ウォーター・ヒル)を観る。レンタルビデオで観て以来の再見です。西部史において伝説的ガンマンとして知られるワイルド・ビル・ヒコックの生き様を描いた西部劇。

無法の西部開拓時代、各地で悪漢と戦い早撃ちガンマンとして名をはせたワイルド・ビル(ジェフ・ブリッジス)は、アビリーンの町で保安官をしている時に誤って保安官助手を撃ち殺してしまいます。保安官を辞めたビルはデッドウッドの町でカラミティ・ジェーン(エレン・バーキン)と再会。カードと酒に興じるビルの前にジャック・マコール(デイビッド・アークエット)が現れます。ジャックはビルが心から愛した女性スザンナ(ダイアン・レイン)の息子でしたが……

ワイルド・ビルの葬儀から始まり、ビルの友人チャールズ・プリンス(ジョン・ハート)がビルについて語るという形式で展開。ワイルド・ビル伝説のダイジェストのような前半は面白かったのですが、デッドウッドに行ってからの後半は退屈。殺害される経緯がジャック・マコールおよびスザンナとの関係に重点がおかれ、陰気な内容。『平原児』と違って史実に近いストーリー(ジャック・マコールがスザンナの連れ子だったというのは疑問)になっていますが、西部劇としての面白みはありません。

特別出演みたいな感じでバッファロー・ビル役のキーファー・サザーランドと、ビルに決闘を挑んで殺される無法者役でブルース・ダーンが出演。