週に一度は西部劇

DVDで『無法者!墓場へ行け!』(1964年/監督:R・G・スプリングスティーン)を観る。未見だったオーディ・マーフィ主演のB級西部劇。

ローガン(オーディ・マーフィ)とサム(ダレン・マクギャビン)は親友同士でしたが、サムが殺人をおかし、保安官だったローガンが逮捕し、残された妻スーザン(ビバリー・オーエン)とその息子サミーを引き取り、やがて、スーザンと結婚して農場を営んでいます。あれから6年後、町で銀行を襲撃しているサムと遭遇。サムは刑務所を脱獄し、仲間と銀行を襲ったのですが、ローガンに見つかり、仲間は町の住民に皆殺しにされ、サムは奪った金を持って逃走。ローガンは自警団とサムを追跡し、仲間の愛人だったロッテ(ルタ・リー)と小屋に隠れていたサムを捕まえます。自警団の目的はサムが奪った金を横取りすること。自警団はローガンとサムを片づけようとするんですが、アパッチが襲撃してきます。サムも銃をとってアパッチを撃退。ローガンはサムを連れて逃げ出し、自警団と銃撃戦。ローガンとサムによって自警団は倒され、ひとり残った自警団のピンク(スキップ・ホメイヤー)は逃走。銃撃戦でサムも深傷を負い、ローガンはサムを自分の農場に連れ帰りますが……

追跡シーンなど真に西部劇といった風景映像は満足できますが、内容は先が見える型通りの展開。オーディ・マーフィも変わりばえがせず、敵役のダレン・マクギャビンの方が性格演技で存在感があります。もう少し自警団に絡むと思っていたルタ・リーが、あっさりアパッチに殺されて、何じゃコリャで~す。