役者期待で

録画していた『ワイルド・リベンジ』(2022年/監督:ランドール・エメット)を観る。麻薬密売組織への復讐アクション。

シェルビー(ジャック・ヒューストン)とルビー(ウィラ・フィッツジェラルド)は婚約を機に、薬物ときっぱり手をきり、人生を再出発することを義兄(ジョン・マルコビッチ)たち家族に誓います。しかし、結婚を目の前にして、ルビーが密売人に騙されて薬物に手を出して死亡。シェルビーは危険な薬物をルビーに渡した売人たちへの復讐を決意。薬物の供給元を追って、売人たちを仕末していきます。息子を薬物で失った過去を持つ老保安官(ロバート・デ・ニーロ)がシェルビーを追跡。シェルビーはコヨーテと呼ばれる元締めを倒しますが、コヨーテの背後に黒幕がいることがわかり……

デ・ニーロとマルコビッチの老優二人による復讐物語を期待したのですが、傍観者と黒幕。前半はシェルビーとルビーが薬物を断ち切るまでの苦労話。後半はアクションの連続ですが、とんとん拍子に進みすぎて緊迫感なし。デ・ニーロとマルコビッチは何でこんな映画に出たんだろうネ。