懐かしのテレビ時代劇

録画していた『水戸黄門(第一部)』の初回と2回を観る。ナショナル劇場水戸黄門』が、初めてテレビにお目見えしたのが1969年8月4日。それから2011年12月19日に最終回を迎えるまで、長期にわたりTBSの看板番組として人気をはくしてきました。

何度も再放送されていましたが、第一部は観る機会がなくて、54年振りの再見です。初回と2回は、水戸家の実権を握ろうとする家老の陰謀を阻止する物語。

黄門様(東野英治郎)が隠居している西山荘の門前で、江戸屋敷勘定方・沢田が切腹。藩からの知らせでは沢田が使い込みをしたとのこと。何か裏があると考えた黄門様は、越後の縮緬問屋の隠居に変装し、助さん(杉良太郎)・格さん(横内正)、それに沢田の娘で格さんの許婚者でもある深雪(岩井友美)をしたがえて密かに江戸に向けて旅立ちます。使い込みした金というのは、水戸家の実権を握ろうとする江戸家老・藤井紋太夫佐藤慶)が将軍御側用人柳沢吉保山形勲)に贈った賄賂。吉保は何かと邪魔な黄門様の暗殺を横目付・古川兵庫(露口茂)に命令。兵庫一味は松戸宿で黄門一行が泊っている宿に火を放ちます。炎の中、離れ離れになり、黄門様は風車の弥七中谷一郎)に助けられ、弥七配下の医者(芦屋雁之助)が助さん・格さんを助けます。深雪は兵庫一味のお蝶(弓恵子)に捕まりますが、助さん・格さんが救出。弥七や深雪の活躍で紋太夫の悪事の証拠をつかみ、黄門様が紋太夫を成敗。風車の弥七の故郷は水戸で、端から黄門様を慕っていたんですね。お蝶が弥七を風車の親分と言っており、江戸では有名な義賊。ほとぼりをさます為に、黄門様の旅に密かについていくことにするんです。