時代劇半分

録画していた『大河への道』(2022年/監督:中西健二)を観る。現代と江戸時代を舞台に、伊能忠敬大河ドラマの主人公にしようとする人たちと、日本地図完成に隠された秘話をコミカルに描いた作品。原作は立川志の輔創作落語

千葉県香取市の市役所に勤める池本(中井貴一)は、観光促進のために郷土の偉人・伊能忠敬を主人公にした大河ドラマ作りを提案。県知事(草刈正雄)が賛成し、知事の要請で加藤浩造(橋爪功)に脚本を依頼します。20年も脚本を書いておらず、乗り気でなかった加藤でしたが、伊能忠敬が作ったという大日本沿海與地全図を見て感動。しかし、加藤が書いてきたのは、忠敬が死んだ後、弟子たちが大日本沿海與地全図を完成させるまでの話で……

後半は、高橋景保中井貴一)と弟子(平田満)たちが伊能忠敬の死を隠して地図を完成させる秘話。現代と江戸時代の登場人物を一人二役でキャスティングするのは面白い試みですね。芸達者な出演陣の中で、コミカル演技ができない北川景子だけがヘタクソ。