未見の時代劇

nostalji2018-05-13

録画していた時代劇『伊能忠敬 子午線の夢』(2001年・東映/監督:小野田嘉幹)を観る。伊能忠敬の半生を劇団俳優座創立55周年記念作品として映画化したものです。
長男に家督を譲って隠居した伊能忠敬加藤剛)は、地球の大きさを割り出すために、子午線一度の正しい値を出す世界で最初の人間になりたいという夢のため、江戸にきて幕府天文方・高橋至時榎木孝明)の教えをこいます。お栄(賀来千香子)と知りあい愛しあうようになりますが、幕府の許しを得て、夢の実現のため、次男の秀蔵(加藤大治郎)らと蝦夷地測量の旅に出発。
生真面目な主人公のキャラは加藤剛にピッタシ。小野田嘉幹の演出は、小野田嘉幹の演出は、蝦夷での間宮林蔵(増沢望)との出会い、薩摩での藩主・島津重豪丹波哲郎)との対立など、ドラマチックな要素を織りまぜながら、単調になるのを防ぎ、史実に即して丁寧に描いています。ロケを多用した映像もいいねェ。特に際立った点はありませんが、好感が持てる作品で〜す。