ついでに

録画していた『エアポート‘75』(1974年/監督:ジャック・スマイト)を観る。これまた、洋画劇場で観て以来の再見です。

ワシントンからロサンゼルスに向けて飛び立ったジャンボ旅客機が、操縦者(ダナ・アンドリュース)が発作で操縦不能となった小型機と衝突。旅客機の操縦席に穴があき、副機長(ロイ・シネス)は死亡し、機長(エフレム・ジンバリスト・Jr)は両目を失明する重傷。主任客室乗務員のナンシー(カレン・ブラク)から連絡を受けた航空会社の副社長(ジョージ・ケネディ)は、ナンシーの恋人である操縦教官のアラン(チャールトン・ヘストン)を至急呼び寄せ、操縦席にいるナンシーを指導。そして、アランはヘリコプターから穴のあいた操縦席に乗り移り……

乗客はハリウッドの大女優グロリア・スワンソン(本人)、副社長夫人(スーザン・クラーク)、腎臓移植手術を受ける少女(リンダ・ブレア)、少女の母(ナンシー・オルソン)、歌うシスター(ヘレン・レディ)、喜劇役者(シド・シーザー)、飲んだくれ女性(マーナ・ロイ)など賑やかな顔ぶれ。大きな穴があいても平気で飛んでいられるというジャンボ機の性能PRみたいな作品。『大空港』から始まる“エアポート”シリーズ第2弾で、操縦サスペンス中心となっており人間ドラマは希薄。ジョージ・ケネディが副社長に出世していたのが御愛嬌で~す。