続いて

録画していた『宇宙大戦争』(1959年・東宝/監督:本多猪四郎)を再見。宇宙からの侵略者と戦う科学者たちの物語。

宇宙ステーションが謎の円盤部隊に破壊され、続いて地球上では鉄橋や汽船が空中に舞い上がるという怪現象が発生。国際宇宙科学センターでは、この異変が討議され、宇宙からの侵略に備えます。敵は地球を植民地にしようとするナタール人で、円盤の冷却線に対して、勝宮(池辺良)たち科学者は熱線砲を開発。月の裏側にナタールの基地があることがわかり、安達博士(千田是也)が率いる調査隊が月に出発。基地は完成間近でしたが、勝宮たちの活躍で破壊に成功。地球に帰った安達博士はナタールとの全面戦争に備えて兵器の開発を急ぎます。やがて、巨大な指令円盤に率いられたナタール円盤部隊が大気圏に迫り……

地球防衛軍』に続く空想科学戦争映画。兵器デザインはもちろん小松崎茂。池辺良と安西郷子の恋模様や、ナタールに洗脳装置を埋め込まれた土屋嘉男などのドラマ部分は平凡で密度はありません。伊福部昭の音楽が気分を高揚させ、ナタールと防衛軍の大攻防戦を観ているだけで楽しくなるので~す。