続いて落穂ひろい

西部劇パーフェクトコレクション(35ボックス)に収録されている全350作品をリストアップ。全部観ていると思っていたのですが、見逃していたのも結構ありました。そこで、『カウボーイ魂』(1953年/監督:レスリー・セランダー)を観る。牛肉不況を利用して牧場を安く手に入れようとする悪党と戦う男の物語。

1875年、牛肉市場が崩壊して危機に瀕しているテキサスが舞台。運送業者のベン(エドモンド・オブライエン)は、ガーネット牧場の娘リンダ(ヘレン・ウェスコット)と幼馴染で恋していますが、ガーネットはリンダを同じ牧場主のハリー(ロバート・ローリー)と結婚させようとしています。ハリーは、銀行家のパーカー(バートン・マクレーン)、牛肉解体業者のスレッジ(ロバート・ウィルク)と組んでガーネット牧場を狙う悪い奴。ベンは彼らの陰謀を薄々感づいており、彼らの悪事の邪魔をします。軍がテキサスから牛肉を調達することを発表し、牧場が救われることになりますが……

B級西部劇では何度も出てきたような物語展開で、予想通りにヒーローとヒロインが結ばれるという平凡な作品。牛肉市場の暴落というのは、これまでの西部劇に出てきた記憶がありませ~ん。