見逃していたので

録画していた『藁の楯』(2013年/監督:三池崇史)を観る。漫画家きうちかずひろの小説家としてのデビュー作を三池崇史が映画化。

8年前に少女暴行殺人事件を起こして服役していた清丸(藤原竜也)が出所し、再び少女を暴行殺害。少女の祖父である財界の大物・蜷川(山崎努)は、大手全国紙に「犯人を殺した者に10億円を支払う」という全面広告を掲載。身の危険を感じた清丸は、福岡県警に自首。警視庁のSP銘苅(大沢たかお)と白石(松嶋菜々子)、捜査一課の奥村(岸谷五朗)と神箸(永山絢斗)、福岡県警の関谷(伊武雅刀)が清丸を東京まで護送することになります。一行は行く先々で懸賞金目当ての連中に襲われ……

物語の設定が現実離れしていてユニーク(評価が分かれるところ)で、私はこんなマンガのような話が好きなんです。三池崇史の演出はオーソドックスで、警察内部でも裏切りや妨害があるなど、二転三転するサスペンスは見応えがありました。大沢たかお藤原竜也の演技力に救われているところもありま~す。