江戸へ百七十里

nostalji2004-12-06

朝からメールの返信や電話連絡でバタバタする。月曜日はいつもこうなんですよ。


録画したまま未見のビデオが溜まってきて、市川雷蔵の『江戸へ百七十里』と、大都映画の『柘榴一角』を観ました。
『江戸へ百七十里』は、大名の子でありながら市井で育った双子の弟が、命を狙われている若殿の兄の身代わりとなって、お家乗っ取りを企む悪家老をやっつける話で、毎度おなじみの時代劇です。雷蔵は気品があるので、この手の貴種流離譚がよく似合います。嵯峨三智子は唇を整形して変な顔になっていたなァ。
画像は『江戸へ百七十里』のポスター
『柘榴一角』は、B級チャンバラ映画ばかり作っていた大都の作品で、私は初めて観たのですが、もっとチャンバラ・シーンがあるかと思ったら意外と少なかったですね。クライマックスでの火事場のシーンなど、娯楽映画らしい盛上げ方で大都映画の一端を窺い知ることができました。阿部九州男が、戦後の東映時代劇からでは想像できない二枚目ぶりを見せています。何人生存されているか分かりませんが、戦前からの映画ファンは懐かしかったことでしょう。