ついでなもんで

nostalji2010-05-10

録画していた『伝七捕物帖・女肌地獄』(1959年・松竹/監督:酒井欣也)を観る。連続花嫁誘拐事件とアヘンに絡まる殺人事件とくれば、誘拐された花嫁はアヘン密輸の商品にされると考えるのが筋ですが、蝋で覆って人形にするとは江戸川乱歩の世界ね。花嫁を誘拐するのがゴリラ男やセムシ怪人というのもね。犯人は怪人二十面相ならぬ三面相。伝七がアレコレ推理する前に犯人が勝手に動き回って御用となります。
伴淳は“二等兵物語”などで主演するようになり、顔見せにワンシーン登場するだけ。子分は名和宏になり、恋女房のお俊もこれまでのシリーズでヒロイン役だった嵯峨三智子に変わりました。変わらないのは悪役の石黒達也だけ。内容的も褒められたものではありませんが、シリーズということで、惰性で観たようなものです。こうなると、唯一観ていない『伝七捕物帖・女狐駕篭』も観たくなりま〜す。
HP:チャンバラワールドの「伝七捕物帖」に追加アップ⇒http://www.asahi-net.or.jp/~uy7k-ymst/star5/densiti.htm