アキラだよォ

nostalji2005-03-23

郵便局に行くついでに散歩と思ったら、雨が降り始め今日も取止め。昨日も天気が悪くて途中で引返し、運動不足で〜す。
録画していた小林旭の『夜霧の第二国道』(1958年・日活/監督:舛田利雄)、『群集の中の太陽』(1959年・日活/監督:井上梅次)、『爆薬(ダイナマイト)に火をつけろ』(1959年・日活/監督:蔵原惟繕)を観る。
『夜霧の第二国道』は、アキラがブレイクする前のSP映画。フランク永井のヒット曲に便乗した歌謡アクション映画ですが、アキラにとっては初めての本格アクションでした。『さすらい』(新潮文庫)の中で、アキラはこの映画の命がけアクション・シーンを次のように語っています。「山手線の恵比寿の土手から転がり落ちるシーンがあった。土手の上で敵役にぶん殴られて吹っ飛ぶという設定なんだが、その土手にはビール瓶がいっぱい詰まったビールケース五段が積まれている。俺は殴られ吹っ飛んだ時にビールケースに足を引っかけ、ビール瓶もろとも土手下に転がり落ちるわけだ。結構急な斜面で、後ろ向きの状態から落ちるから、それだけでもかなり危険なアクションになる。それがビール瓶もいっしょに転がってくるわけだから悠長なこともしておれない。後ろトンボを切り、途中で体をひねって前方回転して、カメラの手前1メートルに着地したよ。今思えばサーカスだよ」
『群集の中の太陽』は、大学ラグビー部の4人の仲間が社会の荒波を受けて挫折の後、全員が立ち直り、ハッピー、ハッピーという青春ドラマ。アキラが主演ですから当然アクション・シーンもあります。赤木圭一郎がエキストラで出演していたらしいのですが、どのシーンに出ていたのかわかりませんでした。
『爆薬(ダイナマイト)に火をつけろ』は、不正を憎むアキラの若き土建屋の組長が荒くれ風太郎を殴りあいでもって心腹させ、大組織の妨害を請けながら埋立工事を進めていく物語。展開はワンパターンですが、ラストは少しばかり辛口です。監督が社会派の蔵原惟繕ですからね。アキラの恋人役が白木マリというのは、この作品だけじゃないかなァ。アキラのヒット曲に「ダイナマイトが百五十屯」というのがありますが、この作品とは関係ありませ〜ん。
HP:放出美級迷画へ「アキラ映画」をアップ⇒http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/akira/akira1.htm