陽気で明るいデン助さん

nostalji2005-04-11

雨で桜の花びらが散りました。桜も今週いっぱいですかね。
録画していた『デン助の陽気な靴みがき』(1958年・東映/監督:伊賀山正光)と『デン助の陽気な拳斗王』(1958年・東映/監督:伊賀山正光)を観る。浅草のボロ長屋で、孤児のチビ(松島トモ子)と一緒に暮らすデン助(大宮敏光)の物語。デン助といえば浅草の人気者で、テレビでも『デン助劇場』として1960年から10年に亘って放送されていたので、知っている人も多いでしょうね。♪〜オイラ、デン助、江戸っ子だい。できないことでも話を聞けば、嫌とは言えぬお人好しなのさ。困った時には、デンと任せろ〜の主題歌通り、やさしく気のいい主人公です。スタイルもいつも同じ。メリヤスのシャツに腹巻きして、直接背広を着て、草履履き。頭をユラユラ揺らしながら歩いて来る。今から考えると、あのスタイルは“寅さん”なんだよね。『男はつらいよ』は、デン助に影響を受けているところがありますよ。ドリフの加藤茶のハゲ親父の扮装もどこかデン助に似ていま〜す。
画像中央がデン助。デン助の右となりに松島トモ子がいます。