広島ヤクザ伝

nostalji2005-08-26

本堂淳一郎:著の『広島ヤクザ伝』(幻冬舎アウトロー文庫:2003年8月日初版発行)を読了。戦後まもない頃の広島(呉)で“悪魔のキューピー”と恐れられた大西政寛と、“殺人鬼”と呼ばれた山上光治の短い生涯を追ったノンフィクションです。二人は伝説のヤクザとして、広島のヤクザ抗争史に名前を連ねています。深作欣二の“仁義なき戦い”シリーズでは、第一部で梅宮辰夫が大西を、「広島死闘篇」で北大路欣也が山上を演じていました。梅宮辰夫のイメージがあったので、本に掲載されている写真で実物を見た時は、そのギャップにビックリしましたね。商家の坊ちゃんといった感じで、とても凶悪なヤクザに見えないんですよ。人は外見だけでは判断できませんねェ。画像は大西政寛。
でもって、WOWOWが“仁義なき戦い”シリーズを一挙に放映してくれたので、まとめて録画し、「第一部」と「広島死闘篇」を観る。このシリーズは劇場でリアルタイムで観て、強烈な印象が残っているんですよね。記憶が鮮明だったため、その後テレビで放映された時は観る気がおきなかったのですが、シリーズを通しで観ることにより“仁義なき戦い”の世界にハマることにしました。