長い題名だなァ

nostalji2005-10-18

2日続けて雨のため、家にばかりいたら身体が鈍ってくる。歩かないと、逆に足がダルクなるんですよねェ。
録画していた『天下の御意見番を意見する男』(1947年・大映/監督:木村恵吾)を観る。一心太助と大久保彦左衛門の物語。“狸ミュージカル”の木村恵吾らしく、江戸城での腰元たちの踊りに始まり、魚市場での太助と魚屋たちとの乱闘シーンはミュージカルのノリで愉しめます。だけど、太助役の大友柳太朗には無理がありましたね。大友はんの戦後復帰第一作なんですが、粋な啖呵と威勢のよさがトレードマークの太助を、セリフ回しに難のある大友はんの題材にしたのは悪すぎます。おまけに彦左衛門役の山本礼三郎が巧いから、大友はんの下手さが目立ちました。依田義賢の脚本も木村恵吾の演出も、それほど悪くないのですが、大友はんがねェ……