キャッチコピーだと面白そうだけど

nostalji2006-04-03

川崎の男児殺害について新聞の社説で、「犯罪を防ぐには住民の目と日頃の結びつきが欠かせない」と云っていたが、理想論なんですよね。現実は、住民の結びつきは、どんどん希薄になっています。マンション生活をしていて、上下・左右の隣人の家族状況を知っている人が何人いますかねェ。転居してきても、挨拶にくる人は少ないですよ。逆に、挨拶にいっても出てこない人もいるしね。個人情報を他人に知らせない社会環境なのだから、犯罪にあったら運が悪かったと思うしかないでしょうね。
録画していた黒川弥太郎主演の『投げ唄左門一番手柄・死美人屋敷』(1954年・大映/監督:荒井良平)を観る。三番手柄まであるシリーズ第1作目。内容は出来の悪い捕物時代劇です。主人公が夜釣りをしていて事件に遭遇し、身内が事件に巻き込まれて独自に捜査を開始するというのは、定番中の定番ですね。脚本が悪いせいか、スリルもサスペンスもありません。“八百八町の逢魔が時、醜怪な狒々男の背中から、コロリ転げ出た美人死体!”のキャッチコピーだけが目立つ、駄作!
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