原作の香りがしない

nostalji2006-09-30

録画していた『闇の狩人』(1979年・松竹/監督:五社英雄)を観る。「血に狂った劇画のような、エロと血しぶきのバイオレンスを新しいと思っているのだから、どうしようもない」と原作者の池波正太郎が酷評した作品です。原作の面白さで、最後まで退屈せずに観ましたが、内容は褒められたものではありませんね。昨日、『郡上一揆』という優れた時代劇を観た後なので、なおさらですね。豪華キャストと女の裸が売りと云われても仕方ないですよ。1970年代の時代劇は、スプラッターとエロが流行で、それが女性ファンの足を遠ざけ、時代劇を衰退させたような気がしますね。やっと最近になって、まともになってきたかな。
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私はまだお目にかかったことはないのだけど、最近、ブログに悪質業者のコメントスパムなるものが発生しているとのこと。一般の掲示板と異なり、会員登録した人しかコメントを書き込むことができないブログは迷惑メールの心配がないと思っていたのに、“世に盗人の種はつきまじ”ということですかね。とにかく相手にしないことが大切で〜す。