ゾンビが走るなんて

nostalji2006-04-23

録画していた『ハウス・オブ・ザ・デッド』と『ドーン・オブ・ザ・デッド』を観る。
『ハウス・オブ・ザ・デッド』(2003年/監督:ウーヴェ・ボル)は、セガのシューティング・ゲームの映画化とのこと。つまり襲ってくるゾンビをガンガン射ち倒すわけですな。密輸船に銃が積んであり、それを使ってね。船長や、船長を追ってきた女性警官が銃の名手というのはわかるのですが、イカレた若者までが銃の扱いに慣れているとはねェ。ゾンビを作ったのは、不老不死の研究をしていたスペインの神父。神父が作った血液が体内に入ると、脳が破壊されない限り死なないわけです。だから、ゾンビに咬まれると、ゾンビの血が体内に入るので咬まれた人間もゾンビになるんですな。そのためか、ゾンビの動きの早いこと。走り回っていましたよ。ゲーム画面を挿入して新しさを出していますが、アクション・シーンばかりで恐ろしさは全然ありませ〜ん。
ドーン・オブ・ザ・デッド』(2004年/監督:ザック・スナイダー)は、ホラー映画史に残る傑作『ゾンビ』をリメイクしたもの。これまた走り回るゾンビで、ユラユラ動き回るゾンビの怖さに親しんだ私としては違和感を覚えます。動きが早いと、突然襲われる恐怖というのがないんですよね。ひたすら相手を倒すだけの、ゾンビとの戦いに終始します。ゲーム世代にはうけるかもしれませんが、私たちの年代だと……駄作!
画像は、『ゾンビ』のビデオジャケット。セルビデオの価格が1万円以上していた1988年12月、CIC・ビクターがビデオライブラリーとして3500円の廉価版ビデオを発売しました。『ゾンビ』は翌年3月に発売されたんじゃなかったかなァ。日本での劇場公開でカットされた、内臓をつかみ出して食べるシーンが収録された完全バージョンでした。それだけで嬉しくなってゲットしたんですよ。好きな時に好きな映画を観ることができる、いい時代になりましたねェ。といっても、このビデオ、まだ2回しか観ていないんだよなァ。
HP:放出美級迷画座に「アクションホラー」をアップ⇒http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/sfhora3/hrac1.htm