動機が脆弱

nostalji2006-05-27

昨夜、久しぶりに地上波で映画『エンド・オブ・デイズ』(1999年/監督:ピーター・ハイアムズ)を観る。歯痛で何もする気がせず、横になってダラダラ観ていました。千年紀末に降臨したサタン(ガブリエル・バーン)と戦う男(アーノルド・シュワルツェネッガー)の死闘を描いたオカルト・アクションです。サタン役を楽しんでいるガブリエル・バーンと、やっぱりという感じで登場したウド・キアの存在だけが目をひきました。それにしても、アメリカ人は悪魔復活の物語が好きだねェ。
録画していた『鏡山誉の女仇討』(1957年・新東宝/監督:並木鏡太郎)を観る。原作は歌舞伎らしいのですが、かなり改変されているような気がします。主人公(日比野恵子)を助けるヒーロー(天城竜太郎)は、誰かに頼まれて御家騒動を探っていたと思っていたのですが、主人公に一目惚れしただけなんて、目がテンになりましたよ。立回りもコマ落としで早く見せているだけで、チャンバラの面白みもありません。並木鏡太郎は戦前からアラカンのチャンバラを撮っていますが、チャンバラ名人のアラカンと違って天城竜太郎では演出で誤魔化すしかなかったのですかねェ。画像は、『鏡山誉の女仇討』の天城竜太郎(当然、右側)。