『まぼろし城』なのだ

nostalji2006-08-28

たまたま見たら面白かったので、9回以降を録画しておいたテレビ時代劇『まぼろし城』の最終回(13回)までを纏めて観る。『まぼろし城』は、幕府の隠密・木暮月之助が幕府転覆を企てる秘密結社・まぼろし党と戦う物語。戦前の少年雑誌少年倶楽部』で大人気だった高垣眸の小説が原作です。西村俊一が企画して、監督が船床定男となると『隠密剣士』のコンビ。主演も大瀬康一の後を受けて『新・隠密剣士』で主演した林真一郎です。「人間には2種類あって、得する奴と損する奴だ。俺あ、得する方に回るだ」なんてセリフが出てきたので、いつごろの作品かと調べたら、NET(現:テレビ朝日)で1968年10月2日〜12月25日に放送されたものでした。最終回で、悪の親玉(ジェリー伊藤)が「まぼろし城主は不死身だ」なんて言って逃げたので、続編があるのかと思ったのですが、結局1クールだけで終了したようですね。『赤影』が既に放映されていた当時にあっては、少年向けの時代劇としては古臭かったのでしょう。
画像は、『まぼろし城』の主題歌「人のしあわせ守るため」のソノシート・ジャケット。作詞と作曲は、『豹の眼』や『快傑ハリマオ』といった宣弘社ヒーローの作詞・作曲コンビの加藤省吾と小川寛興です。テレビ時代劇主題歌のオリジナルCDを作ろうと思っていたんだよなァ。