録画していたビデオ『新選組血風録』の#11「槍は宝蔵院流」と#12「紅花緒」を観る。『新選組血風録』は40年以上前にリアルタイムで何本かを観たきりだったのを、知人が全26話のうち16作品を送ってきたのを観て、それなりに納得していたのですが、CSの時代劇専門チャンネルで放送開始され、残りの10作品も一通り観ることにしました。
「槍は宝蔵院流」は、谷三十郎と斎藤一の因縁を描いた物語。祇園石段下で頓死した谷三十郎の死因には諸説あるのですが、一番有力なのが斎藤一に斬られたというものです。左右田一平の斎藤一は朴訥な中に剣客の厳しさを秘めており、深い味わいがありますねェ。
「紅花緒」は、新選組に入隊した侍志願の下駄屋の息子(橋爪功)の悲劇の物語。若き日の橋爪功の演技も良いけど、妹役の土田早苗が初々しくて良かったで〜す。
ところで、11月18日といえば、新選組から分離した高台寺党の党首・伊東甲子太郎が新選組に暗殺され、死体を回収に行った藤堂平助たち高台寺党の7人と新選組が斬りあった“油小路の決闘”があった日。1867年(慶応3年)のことでした。20日(月)に放送される『新選組血風録』が#18「油小路の決闘」になっています。画像は、伊東甲子太郎の肖像画。