時代背景は……

nostalji2007-03-11

『アニーよ銃をとれ』のDVDボックスの第4巻を観る。第11話「居留地の正義」は、ラフ・ライダーの大尉が故郷に帰ってみると、自分の土地がインディアン居留地になっており、酋長の息子を殺した嫌疑がかかる物語なんですが、ちょっと待ってよと、言いたくなります。ラフ・ライダーというのは、米西戦争においてセオドア・ルーズベルトキューバで指揮した義勇軍でして、時代としては1897〜8年頃なんですね。それだと、9日のstumpyさんのコメントから逆算してもわかるように、アニーの年齢は37〜8歳ということになります。この作品は1956年7月29日放送分ですから、ゲイル・デービスは30歳(1925年10月5日生)です。40前のオバサンじゃないよォ。髪をお下げにしているのは、アニーの年齢設定を25歳以下にしているからで、これまでの物語の内容からして、1980〜5年頃を時代背景にしていると思っていたのですけどねェ。何で、ラフ・ライダーなんて持ち出したのだろう……?
第12話「ミシシッピの暴れん坊」では、『リオグランデの砦』でベン・ジョンスンが見せたローマ乗り(立ったまま、2頭の馬に跨って乗る)をアニーが見せてくれます。暴走する駅馬車をローマ乗りしたまま追いかけ、駅馬車に飛び乗るんです。最近のアクション映画はCGを駆使して人間の能力をはるかに超えたものになっていますが、凄さを感じません。生身の人間のスタントの方が魅力ありますねェ。