ハリウッド・ホラーと異なる

nostalji2007-04-18

録画していた『ダーク・ウォーター』(2004年/監督:ウォルター・サレス)を観る。『リング』や『呪怨』と同じJホラーのハリウッド・リメイクです。原作は鈴木光司の『仄暗い水の底から』で、同題名にて黒木瞳主演で映画化されていましたね。私はどちらも未見なので、比較できませんが意外と楽しめました。ハリウッド・ホラーに出てくる霊は“悪魔悪霊”なのですが、この作品に出てくる霊は日本の怪談にある“悲霊”(『耳無し芳一』の平家の亡霊や、『牡丹燈篭』のお露のように自分を慰めてくれる者に取り憑く)でして、誰彼かまわず殺すわけではないのでショック回数は少ないで〜す。画像は、主演のジェニファー・コネリー。『ラビリンス/魔王の迷宮』では16歳の戦う美少女だった彼女も、この作品では34歳の子どもを守る母親になりました。
HP:放出美級迷画座に「ハリウッド版Jホラー」をアップ⇒http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/ykoram/hjhorra.htm
バージニア工科大で銃乱射事件があり、32人が死亡した。例によってアメリカの銃社会のことが話題になっていますが、銃を規制する動きは出てこないでしょうね。西部開拓時代から自分の権利は自分で守るというのが、アメリカ社会の基盤なのですから。移民による多民族国家で、自分の敵でないとはっきりわかるまで、相手を信用しないのが基本となっています。そのため、自分を守るには銃が必要となるわけですね。西部劇を観ていると、アメリカ社会がよくわかりますよォ。