今週最後は

DVDボックス(全26話)『俺は用心棒』の12~14話を観る。

#12「木屋町非情」

高杉晋作菅貫太郎)が藩邸でなく民家に潜伏していることをつきとめた町奉行所は、新選組芹沢鴨遠藤辰雄)に暗殺を依頼します。高杉が潜んでいた料理屋には野良犬(栗塚旭)がいて、高杉を助けますが……

順番から行くと、#10「祇園小路の刺客」より前のエピソードと思えます。というのは、品田万平(左右田一平)はまだ京都に来ておらず、#10「祇園小路の刺客」で野良犬は高杉からもらった金で豪遊していましたからね。

#13「雷雨の日に」

佐吉(里見浩太朗)とお芳(佐々木愛)の夫婦が営む仕出し屋に芹沢鴨が雨宿りし、お芳に目をつけます。芹沢一派の横暴に手やいている商家は、野良犬と品田万平を用心棒に雇い、無法隊士を撃退。芹沢は大量の仕出しを注文し、お芳に代金を取りに料亭に来るように要請。芹沢が飲んでいる料亭には野良犬と品田万平がいて、お芳の代わりに佐吉がきたことから芹沢は佐吉を斬ります。野良犬は芹沢を斬ろうと思いますが、沖田総司(島田順司)に3日待ってくれるように頼まれ……

芹沢鴨暗殺の前日談というようなエピソードです。ラストは史実通り沖田たち新選組による芹沢暗殺ね。

#14「光った包丁」

板前見習いの若者(宮土尚治)は、意地悪な先輩板前の使いをしますが、その結果、客だった桑名藩士が暗殺されます。長州に雇われた攘夷浪士の仕業で先輩板前は彼らとグルだったんです。殺された藩士の娘(橘ますみ)の仇討に野良犬が助太刀しますが……

板前見習い役の宮土尚治は、後の桜木健一です。庶民が政争に巻き込まれて不条理に死んでいくパターンが多くなってきました。

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