題名からだと……

nostalji2007-05-13

映画館で観て以来、なかなか観る機会がなかったのでダビングしてもらった『荒野のアニマル』(1971年/監督:ロン・ジョイ)を観る。“強烈なアクションで描く、凄まじいSEXの復讐!”というキャッチコピーに釣られて、西部劇としてよりアッチの方を期待して観に行ったのですが、意外とまともな作品で、ラストは白人の正義を批判した内容になっているので印象に残っていたんですよ。インディアン(ヘンリー・シルヴァ)が5人の無法者に強姦された女(ミシェル・ケリー)を助け、女を白人の農園に連れていったら、「インディアンがきた」というだけで銃で射たれて、仕方なく女の面倒をみるんですな。女は復讐に凝り固まり、インディアンにライフルを習い、彼の援護もあって一人ずつ片づけていきます。最後の一人(キーナン・ウィン)に復讐したところで女は気が狂い、インディアンは女を捜していた捜索隊に問答無用とばかりに射ち殺されます。バカをみたのは、一番まともなインディアン。画像は、ミシェル・ケリーとヘンリー・シルヴァ。
この作品を配給したのはMGM。題名からして、ヘラルドか東京第一、あるいはNICあたりかと思っていました。B級配給会社の作品だと物好きがいたらDVD化されることがあるんですが、メジャーだと知名度の高い作品からDVD化していくので、この手の作品がDVDになることは滅多にないんですよねェ。