懐かしの昭和といっても

nostalji2007-06-06

友人がさかんに薦めていた『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005年・東宝/監督:山崎貴)を、やっと観る。東京タワーが完成する昭和33年を背景にした人情喜劇ですね。現代社会では成立しえないジャンルといえます。部分的には考証のおかしい所もあるのですが、当時の社会環境(貧しくても夢のあった時代の雰囲気)を上手く表現していて、ノスタルジックな気分に浸りました。だけど、それだけです。全てがキレイ事で心地よさはあっても、胸にズンとくるものはありませ〜ん。
画像は、この映画のモチーフとなった当時の写真。まさに、発展途上の時代でした。ちなみに、昭和33年6月6日は金曜日で、東京23区内の電話が50万台を突破した日です。現在のように個人が電話を携帯して持ち歩くなんて、誰が想像したでしょうね。
読む本もなくなり、夕方、散歩がてらに図書館に行って、『団塊なつかし雑学百科』と『昭和30年代図鑑』を借りてくる。最近、昭和を題材としたサブカルチャー本が色々出版されており、もう一度、私自身の昭和を見つめなおしたくなりましてねェ。