平凡すぎる内容

nostalji2007-06-07

団塊なつかし倶楽部:編の『団塊なつかし雑学百科』(プロスパー企画:2006年5月24日初版発行)を読了。団塊の世代の手による本ということで期待したのですが、内容はどこにでもあるような本と同じでした。団塊の世代が当時に感じていたことが、全然書かれていないんですよ。資料から抜き出してきたような事項ばかりでね。“団塊の世代”にこだわるのなら、年ごとに興味の対象が変化してきているはずで、各事項が同じ文量でなくメリハリをつけた方が良かったですね。文学に関しては全くピンボケで、コラム執筆者の中に文学青年がいなかったのでしょうねェ。
ちなみに私の読書暦は、小学校高学年からはじまり、ルパンやホームズもの、歴史ものが好きでしたね。中学になるとSFが加わり、高校になると剣豪・忍法小説に早川ポケットミステリー。純文学は大学に入ってからで、それも読んだのは学生に人気のあった作家(大江健三郎高橋和己、倉橋由美子庄司薫など)の本だけで〜す。