映画化に期待

nostalji2007-06-21

ロバート・B・パーカー:著(山本博:訳)の『アパルーサの決闘』(早川書房:2007年6月15日初版発行)を読了。アパルーサの町は大牧場主の一味が好き勝手なことをする無法の町だった。牧場主を逮捕に行った保安官は殺され、町の役員は名うてのガンマンを保安官として雇い、治安を任せる。保安官と相棒の助手は巧く牧場主を捕えるが、刑務所への移送中に牧場主が雇ったガンマンによって逃げられてしまう。二人は牧場主を追って……
途中までは、息つく暇もないほど、サスペンスとスリルに満ち溢れているのですが、予想したクライマックッスがクライマックスになっておらず、ラストは腰くだけです。ラストまでの最後の40ペ−ジが、わけのわからない人間ドラマとなり、対決の盛り上がりに欠けるんですね。西部劇の定石なら、保安官+助手VS牧場主+ガンマン3兄弟の決闘でENDだと思いますよ。エド・ハリス監督・主演(保安官役)で映画化(助手役はウーゴ・モーテンセン)されるとのことですが、派手な銃撃シーンをクライマックスにして欲しいで〜す。