女股旅時代劇

nostalji2007-10-17

録画していた『笹笛お紋』(1969年・大映/監督:田中徳三)を観る。主人公のお紋(安田道代)は芸人一座の軽業師だったのですが、育ての親である座長のためにヤクザの親分を殺して一人で旅をしているんですな。旅の途中で瀕死の男から頼まれ、やってきたのが悪ヤクザ(須賀不二男)が支配する宿場。ヤクザの子分に乱暴されかけている男の妹(川崎あかね)を救い、悪ヤクザに狙われることになります。親分を殺されてお紋に復讐しようとしている連中(五味龍太郎)や用心棒(内田良平)との対決など、股旅時代劇の定番通りの内容です。売りは当時流行していたミニスカートならぬミニ着物で見せるお色気アクションね。テレビでは“くれないお仙”・“花笠お竜”・“流れ星お蘭”があり、映画では“めくらのお市”がありましたねェ。これらの作品は、三味線に仕込んだ刀が武器でしたが、“笹笛お紋”の武器は笹の葉。原作は棚下照生のマンガで、笹の葉がカミソリのようにスパスパ切れるというのは、やはりマンガで〜す。
画像は、棚下照生のイラスト。棚下照生は“花笠お竜”や“めくらのお市”の原作を書いており、青年向けの劇画週刊誌においてはトップクラスの劇画家でした。小島功タッチのお色気に、アクションとギャグで色づけした独自の作風はチャンバラコミック史に残るものだと思いますね。単行本が出ていないせいか、若い人は知らないようですけど……
PS1で『信長の野望烈風伝』をプレイ。1592年は国力充実で終わりました。豊臣は安東・里見を滅ぼし、東部は上杉(1城)・北条(1城)・徳川(3城)を残すのみとなっています。無理して攻めても、勢力を分散するだけですからね。1593年は吉田郡山城攻略の拠点とする富田若山城が完成し、9月に攻め込んできた加藤清正を総大将とする6264の豊臣軍を、島津歳久を総大将とする籠城軍4800が破り、高嶺城の島津義久軍と合流して、11月に吉田郡山城を攻略したのだァ。