画像は『テレビジョンエイジ』の１９６１年１２月号。『サーフサイド６』のトロイ・ドナヒューと、『ブロンコ』のタイ・ハーデンね。当時のトロイ・ドナヒューの人気はすさまじく、１９６１年度のスクリーン誌の人気投票では男優スター２位（ちなみに１位はアラン・ドロン）でした。この年以外はベスト１０にも選ばれていないので、瞬間的人気だったんですけどね。“太陽の子”なんて表現されていますが、暗さが微塵もない快活で情熱的なイメージが女性ファンを虜にしました。それと、現在でも多くの人が憶えているのは名前効果もありますね。ジョン・スミスやロジャー・スミスだと忘れられたかも。
タイ・ハーデンは『ブロンコ』で主役に抜擢され、日本では今イチでしたが、アメリカでは人気が出たようです。『バルジ大作戦』や『カスター将軍』といった大作映画の出演や、『太陽の暗殺者』や『姿なき殺人』といったＢ級映画の主演作がありますからね。そういえば、トロイ・ドナヒューとの共演に『パームスプリングの週末』がありましたね。イタリアに渡り、日本未公開のマカロニウエスタンに出たりした後、聖職者となって映画界から引退しました。
