視点をどこに置くか

nostalji2009-01-03

録画していた昨夜WOWOWで放送の『海外ドラマ60年史』を観る。副題に“懐かしの名作から最新話題作まで海外ドラマ60年の歴史とエピソードを一挙紹介!”とあるように、米国関係者の話も交えて90分で簡潔にまとめていました。スタジオのコメンテーターがいなきゃ、もっと良かったと思いますよ。コメンテーターなしでも成り立つ番組ですからね。視点を懐かしの海外ドラマにせず、純粋に海外ドラマ60年史したので、海外ドラマ・ファンが納得いく内容になっていました。日本における海外ドラマの歴史は、テレビ番組の主流を占めていた1960年代までと、1970年代〜80年代の良質特化型時代を経て90年代以降のファン特化型時代に変化してきていますからね。現在、海外ドラマを楽しんでいる人って、BS・CS・DVDという選択チャンネルを通じて観ているわけで、地上波の主流になることは、まず無いでしょうね。それにしても、昔のテレビドラマをリメイクしている映画より、現在のテレビドラマ・シリーズの方が物語に厚みがあり、はるかに面白いですよォ。
画像は、昨年亡くなった『刑事コロンボ』のピーター・フォーク。テレビシリーズになる前に、舞台で上演されていたとは知りませんでした。舞台のコロンボ役はトーマス・ミッチェルだったとのこと。そして、今夜から毎週土曜日BSハイビジョンで『刑事コロンボ』の完全版が放送されますね。前回放送されなかったカット部分の吹替えは如何するんだろう。字幕対応かな……