秀吉が長生きしていたら

nostalji2010-01-09

録画していたETB特集『日本と朝鮮半島2000年』の第7回と第8回を観る。第7回「東シナ海の光と影」は、倭寇の実像について検証しています。文献に出てくる倭寇の活動期間は長いのですが、朝鮮半島を頻繁に襲った高麗末期から朝鮮初期を中心にした内容となっていました。この頃の倭寇は規模から考えて、対馬壱岐・五島などの豪族だけでなく、九州の豪族も加わっていたような気がしますね。それに、半島の反乱分子もね。争乱の時代の産物という考えには賛成です。
第8回「豊臣秀吉朝鮮侵略」は、日韓に意識差があって、興味深かったです。韓国人にとっては、直接被害を受けているので、怨の歴史になっているんですね。朝鮮侵略は、秀吉には日本→中国→インド支配という構想があって、中国支配のために、まず朝鮮を従属させるのが目的だったとされています。結果は、秀吉の死によって朝鮮から撤退したのですが、生きていたら撤退することなく、戦争は長引き……