歌がたっぷり

nostalji2010-03-14

録画していた西部劇『リオ・グランデの砦』(1950年/監督:ジョン・フォード)を再見。ジョン・フォードの騎兵隊三部作(他は『アパッチ砦』と『黄色いリボン』)のひとつで、アクションに富んだ娯楽性の高い作品となっています。女子供を乗せた幌馬車がインディアンに襲われる場面の、追撃シーンや護送の騎兵隊との銃撃シーンは、フォードならではの迫力ある演出ですよ。
主演は、もちろんジョン・ウェイン。ウェインの息子(クロード・ジャーマン・ジュニア)と妻(モーリン・オハラ)への武骨な愛情表現が実にグッドで、ウェインの魅力が満点です。馬術の妙技を見せるベン・ジョンスンや、人情もろくウェインに忠実な大男ビクター・マクラグレンも、得意な役柄でノビノビと演じていましたね。
画像は、『リオ・グランデの砦』のサントラCDジャケット。ビクター・ヤングが音楽を担当しており、フルオーケストラによるメインテーマは、それまでの民謡を活用するフォード映画の音楽とは少し異なった趣きがあります。それと、サンズ・オブ・パイオニアーズが騎兵隊のコーラス部隊として出演しており、挿入歌が多いのも特長ですね。「アー・サン・アントン」では、ベン・ジョンスンとハリー・ケリー・Jrの歌声も聴けま〜す。