古くて新しかった

nostalji2010-04-24

朝刊別刷り『be』の“歌の旅人”は、大リーグの球場ではBGMとして流れ、観客も一緒になって歌っている「私を野球に連れてって」。この歌が1908年に作られた曲(ジャック・ノーワース作詞、アルバート・フォン・ティルザー作曲)で、発表して直ぐにレコードが全米チャートで7週間連続1位の大ヒットを記録したなんて初めて知りました。私は、映画『私を野球に連れてって』(1949年/監督:バスビー・バークリー)の主題歌としてヒットしたものだと思っていました。『私を野球に連れてって』は、この曲が作られた20世紀初頭の野球チームを舞台にしたミュージカルで、女性オーナー(エスター・ウィリアムズ)とスター選手(ジーン・ケリーフランク・シナトラ)の恋模様が展開します。映画からヒット曲が生まれたのでなく、ヒット曲から映画が作られたんですね。画像は、ジーン・ケリーフランク・シナトラ
それから、ファン総立ちで合唱する大リーグ球場の名物は、映画公開後に全国的に広まったと思っていたのですが、1976年にシカゴ・ホワイトソックスの本拠USセルラフィールドでラジオの人気アナウンサーの歌声が流れてからのことだとはね。さらに、このアナウンサーがテレビでも歌って、全米の球場に広まっていったそうです。日本人初の大リーガー、村上投手が投げていた頃は、まだ恒例行事になっていなかったんですねェ。