チャンバラ映画?

nostalji2011-07-12

録画していた『彼岸島』(2009年/監督:キム・テギョン)を観る。謎の女(水川あさみ)に誘われて主人公(石黒英雄)が行方不明になった兄(渡辺大)を捜しに友人たちと絶海の孤島に行くんですな。その島は封印から解き放たれた吸血鬼(山本耕史)に支配されており、島民の殆どが吸血鬼になっています。兄は生き残った島民と吸血鬼退治をしており、主人公は吸血鬼に捕まったガールフレンドを救うために剣の修行をして兄と一緒に戦います。画像は、石黒英雄水川あさみ
原作はマンガとのことですが、原作は知らないので映画を観ただけの感想でいうと、気に入らないことだらけです。まず第1に、吸血鬼退治の約束事が無視されていること。ニンニク、十字架、聖水、日光、銀製の武器、心臓に杭、などが吸血鬼の弱点とされてきましたが、この作品では弱点がわかりません。昼間でも活動しているしね。身体をバラバタにするか、心臓を突き刺すか、首を斬れば吸血鬼は死ぬらしいのですが、説明もなくチャンバラしています。山本耕史の側近的吸血鬼も説明不足。ラストに突然現れる(必要性を感じない)エイリアン的怪物もわけがわかりません。主人公と一緒に島に行った友人たちは足手まといなだけだし、弓道部の女の子は弓で吸血鬼をやっつけると予想したんだけど、何にもなしね。久しぶりに、怒りの大放屁!チャブ台返し!