昔は好い奴

nostalji2011-09-08

録画していた『第7の男』の最終回を観る。主人公(今井健二)は社会派コラムニストでテレビのコメンテイターもしています。毎回、ひょんなことから事件に巻きこまれていくんですな。少々殴られてもビクともしないタフな身体をしていて犯罪を解決していきます。警察とは仲良しで、格闘だけでなく拳銃も名手というのは、時代を感じさせるヒーロー設定でしたね。ドラマよりも、1964年の風景が懐かしかったで〜す。
ところで、主演の今井健二は悪役として有名ですが、この頃まではタフな好い役が多かったんですよ。もともと事務職で東映に入社したらしいのですが、東映ニューフェース養成により第二期生として俳優育成されました。同期には高倉健がいます。俳優層の薄い東映現代劇で活躍することになります。
東映といえば時代劇ですが、現代劇も時代劇全盛時代でも年間40本近く作られていました。現代劇は東京(大泉)撮影所で製作されており、大半はプログラムピクチャーね。画像は、今井健二が主演した『三代目魚河岸の石松』(1958年・東映/監督:小石栄一)のスチール。相手役は佐久間良子でした。