惜しい時代劇

nostalji2011-09-28

録画していた『さむらい飛脚』の最終回までの5話をまとめて観る。第9話「海賊の遺産」は、御用金を盗んだとされる海賊が獄死し、その海賊の依頼で娘にお守りを届ける話ね。お守りの中に御用金の隠し場所がわかる地図があると思いきや、御用金を奪った黒幕は他にいて……
第10話「仮面の花火師」は、殺された花火職人から火薬の秘密工場があることを知った“さむらい飛脚”が、大名に火薬を密売している幕府の黒幕を暴く話で、鉄砲隊相手に危機一発。
第11話「もの言わぬ美女」は、正室から狙われる大名の側室を密かに護衛して信州まで旅することになった“さむらい飛脚”ですが、後室の乗った駕篭の中には……
第12話「逆夢道中」は、勘当された兄から相続絡みで命を狙われているという大店の息子を、後見人の依頼で下館まで護衛することになった“さむらい飛脚”の話で、兄はすでに殺されており、黒幕が他にいて……
第13話「空の花笠」は、家を飛び出して江戸で暮していた大庄屋の息子が事故死に見せかけて殺され、孫にあたる少年を在所まで連れて行く“さむらい飛脚”の話で、大庄屋の弟が病気の兄の財産を狙っているんですな。最終回といっても、特別なものじゃありません。
大きな構えから繰り出される大友柳太朗の立ち回りは惚れ惚れします。テレビセットのような狭い場所では少し窮屈で、映画のようなチャンバラとはいきませんでしたけどね。
扶沙かなゑが歌う主題歌「燃えていこうよ」の他に、品川隆二の歌う挿入歌「男が命を賭けるとき」があるらしい(エンドクレジットに表示)のですが、劇中では聴くことができませんでした。ワンクール(13回)で終了したため、使う機会がなかったのですかね。面白い時代劇だったので、短命は惜しいで〜す。