海外ドラマから

現代西部劇ともいえる『イエローストーン』のシーズン4(全10回)を観了。

イエローストーン』はモンタナに広大な牧場を持つジョン・ダットン(ケヴィン・コスナー)が、環境を破壊する地域開発から牧場を守るために戦う物語。

前シーズンの最終話でジョンをはじめとして家族が襲撃されます。ベスの事務所は爆破されベス(ケリー・ライリー)は火傷を負い、ジョンは銃撃されて重傷を負いますが、ケイシー(ルーク・グライムス)は反撃。襲撃犯は全員殺されます。襲撃犯は何者かに雇われた民兵隊。ベスの恋人で牧童頭のリップ(コール・ハウザー)が前シーズンで敵対していた投資会社のロアークを黒幕と思ってガラガラ蛇で殺します。民兵組織はダントン一家によって壊滅。インディアン居留地の保安官(モー・ブリング・プレンティ)が捕えた男によってロアークは黒幕でなかったことがわかります。

一家を襲った黒幕捜しと、空港建設をおしすすめる投資会社の動きを軸に、一家や牧童たちの問題を絡めて展開。ベスはリップの少年時代と同じような境遇の少年カーター(フィン・リトル)を牧場へ連れ帰り、ケイシーは精神障害に陥った息子テート(ブリッケン・メリル)のために妻モニカ(ケルシー・アスビル)とインディアン居留地近くに転居。ジェイミー(ウェス・ベントリー)はダントン一家と決別して、出所した実父のギャレット(ウィル・パットン)と暮らしはじめます。

ロデオで負傷した牧童のジミー(ジェファーソン・ホワイト)は、馬の調教を学ぶためにテキサスの6666(フォーシックス)牧場でカウボーイ修行。ロイド(フォリー・J・スミス)とウォーカー(ライアン・ビンガム)は女のことで対立しますが、ジョンが女を追い出して解決。製作者で脚本も書いているテイラー・シェリダンが馬の調教師役で出演。ジミーのエピソードは自分が出演するためと、6666(フォーシックス)牧場紹介が目的だったのでしょうな。

でもって最終話は、カウボーイとして成長したジミーはテキサスから馬を運んで牧場に帰ってきますが、テキサスで愛しあうようになった女性と再びテキサスに戻ります。ジミーはこれでお役御免でしょうね。一家を襲った黒幕がギャレットとわかり、ベスに脅されたジェイミーは実父を殺害。ケイシーはインディアンの儀式で自分の未来をヴィジョンで見ますが、それがどんなものかは不明。投資会社の空港建設問題は進展せず、投資会社との対決が次シーズンの中心になるのかな。次シーズンで打切りが決定しており、何らかの決着を迎えるのでしょう。