目的はイーストウッド

nostalji2012-10-07

録画していた『タランチュラの襲撃』(1955年/監督:ジャック・アーノルド)を観る。『大アマゾンの半魚人』や『宇宙水爆戦』などのヒット作を生み出したユニヴァーサルB級ホラーです。砂漠で異様に変形した男がフラフラ歩いてきて死ぬオープニングはグッド。死人は放射性同位元素を利用して将来の食料不足対策のために人工栄養素を作っている研究所の助手で、人体実験の副作用のせいだったのね。人体実験された男がもう一人いて、実験失敗を怒って所長(レオ・G・キャロル)を襲い、栄養素を所長に注射して死にます。男と所長が争っている時に、実験していたタランチュラが檻から逃げ出すんですな。
変形していく所長と巨大化したタランチュラの活動が見どころのはずが、死体に不審を抱いた医師(ジョン・エイガー)と新しく研究所の助手としてやって来た女性(マーラ・コーディ)との如何でもいいような話がダラダラ続き、スリリングな展開となりません。人間を襲うタランチュラも同じパターンの繰り返しね。
研究所がタランチュラに襲われて所長が死に、医師が助手を救い出します。二人の車を追ってタランチュラも町へ。要請を受けた空軍機がナパーム弾の攻撃で町が襲われる前にタランチュラを焼き殺してエンドね。空軍機のパイロットがクリント・イーストウッドで〜す。