再びテレビ西部劇

nostalji2012-11-01

ビデオに録画保存していた『ローハイド』の「Incident of The Devil and His Due(蛇のような男)」と『ガンスモーク』の「Mccabe(夕闇の絞首台)」を観る。
「Incident of The Devil and His Due(蛇のような男)」は、教会設立資金を狙う無法者一味に、彼らが殺した男の犯人に間違われたフェーバー隊長が対決する物語です。ステンドグラスについていた凸レンズで火薬に火をつけてピンチからのがれる趣向が面白かったですね。画像は、顔色ひとつ変えず、平気で人を殺す蛇のような悪党のネヴィル・ブランド。最近は顔からして悪党という役者が少なくなりました。
「Mccabe(夕闇の絞首台)」は、妻子を捨てて家を出た男と息子の愛憎物語です。最初は父が絞首刑にされるのは当り前と思っていた息子が、父と接しているうちに誤解していたことがわかってくるのね。ディロンは男の絞首刑が不当であることを証明して、父子関係はメデタシ、メデタシ。
作家の藤本義一(79歳)さんが亡くなる。大映の人気シリーズとなった“悪名”シリーズや“犬”シリーズの脚本は義一さんの手によるもので、カツシンと田宮次郎のやりとりや、田宮次郎と天知茂のやりとりの面白さは関西弁を知りつくした義一さんならではでしたね。『11PM』における安藤孝子との会話も関西の粋を感じました。大橋巨泉の“関東イレブン”よりも義一さんの“関西イレブン”の方が私は好きだったなァ。