これもお子さま向き

nostalji2013-02-16

録画していた『リアル・スティール』(2011年/監督:ショーン・レヴィ)を観る。元ボクサーのダメ親父が息子と生活をともにするうちに絆を深める物語。ロボットが人間にかわって格闘技をする近未来の話で、ボクサーだったチャーリー(ヒュー・ジャックマン)はプライドも生きる目的も失って、負け犬人生を送っているのね。ところが別れた妻が急死して、赤ん坊の時以来会っていなかった息子のマックス(ダコタ・ゴヨ)の面倒をみなくてはならなくなります。チャーリーが全財産をはたいて手にいれたロボットは、あっさり負けてスクラップに。部品回収にいったゴミ置き場でマックスが見つけたのが旧式ロボットのATOMね。ATOMにはシャドー機能がついていて、チャーリーのボクシングの動きを記憶できるんですな。おまけにATOMはスパークリング用のロボットだったことから頑丈にできていました。これからが、サクサスストーリーで、最後は最強のロボットと闘うことになります。
あざといほどのご都合主義なのですが、見せ方が巧いのでクライマックスに向けてどんどん盛り上がっていき、不覚にも感動しました。ヒュー・ジャックマンの好演もさることながら、子役のダコタ・ゴヨが巧いなァ。感動ものは子役にかかっていますね。鉄腕アトムに「地上最大のロボット」というエピソードがあるけど、ロボットの名をATOMにしたのは、手塚治虫に敬意をはらったのですかね。最近のスピルバーグ作品では最上で〜す。